2007年4月29日日曜日

バイオガソリン、首都圏で販売開始

バイオガソリンの試験販売がついに首都圏で開始されました。

環境にやさしいと「エコロジー」を唱えるそのウラに、食料飢餓の問題も浮かび上がっています。
皆さんはどうお考えでしょうか?


植物からつくるバイオエタノールを混ぜた「バイオガソリン」の試験販売が27日、首都圏50カ所のガソリンスタンドで始まった。世界規模で地球温暖化が進むなか、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出を抑制するのが狙いだ。石油元売り大手などで組織する石油連盟は、平成22年度に全国4万8000店すべてのガソリンスタンドで販売する。
 この日、試験販売を始めた東京都杉並区のセルフスタンドでは、木をあしらったバイオガソリンの共通デザインののぼりが立てられ、環境に優しいことを強くアピール。給油にきたドライバーにはおおむね好評で、東京都練馬区に住む会社員、茂木修さん(25)は「選べるのであれば、バイオガソリンを選びたい」と話していた。
 バイオガソリンは、バイオエタノールを加工した添加物「ETBE」をガソリンに7%混入したもの。試験販売は、既存設備への影響や貯蔵時の漏洩(ろうえい)などの問題が起こらないかを調査する実証実験的な意味があり、価格はレギュラーガソリンと同じにして販売する。試験販売するスタンドは20年度は100店、21年度は1000店へと順次、拡大する計画だ。
 バイオエタノールも燃やせばCO2を排出するが、もともと植物が成長する過程で吸収した大気中のCO2が再び放出されると考えられるため、新たなCO2排出量はゼロとみなされる。環境対策としてだけでなく、原油価格高騰に伴う石油代替燃料として世界的に注目されている。
(2007/04/27 12:35)

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